
「米国株」だけやっておけば間違いないよ!

「つみたて」なら、なおさら米国株だよ!
こういったセリフを一度は聞いたことがあると思います。
本屋さんやネットでも「米国株」についての情報がたくさん。
しかし、
・どうして米国株が良いのか?
・どうして「つみたて」なら米国株良いのか?
という部分は、あまり理解していない人がほどんど。
そこで!
今回は、上の2つを踏まえて「米国株について」解説していきます。
米国株のメリットとデメリット
まずは、下のグラフを見てみましょう。
これは、1990年末を基準(100)として、
米国のS&P500とTOPIX(東証株価指数)の推移を比較したものです。

S&P500とTOPIXは日米を代表する株価指数です。

グラフを見れば一目瞭然ですね。
30年間で米国のS&P500が9倍以上に上昇しているのに対し…
日本のTOPIXは30年前の株価にさえ達していません。

どうして、こんなに米国株は強いの?
理由は3つあります。
①常にイノベーションの中心であるから
→Amazon、Microsoft、apple、FacebookなどのIT企業から、Disney、MacDonald、Coca-Colaなど有名な企業が米国生まれです。
②常に激しい競争が繰り広げられているから
→米国は年功序列・終身雇用とは真逆の世界。業績が芳しくない企業の経営者は容赦なく追放されるため、常に業績や株価上昇へのプレッシャーがあります。
③人口増加や経済成長の伸び代があるから
→先進国の中では珍しく人口が増加しており、経済成長の伸び代があります。

逆に、短所はある?
短所も3つあります。
①為替リスク
→購入時と売却時の2回にわたり、為替リスクが発生します。
②課税リスク
→米国内で得た利益や配当に対して米国の10%課税が適用され、さらに日本国内においても20.315%の課税がされます。
③ハイリスク&ハイリターン
→債券や日本株と比べて値動きがあるので、安全志向の人には不向きです。

米国株について、長所と短所を簡単に解説しました。
米国の社会風土や経済成長の余地を考えると、今後も米国株は強いと考えられます。

資産の一部でも米国株で運用した方が良さそうだね。

けど、リスク考えると、なかなか一歩を踏み出せないよね。
日本株や債券では考えられないリターンを期待できるのは、米国株の大きな魅力。
なるべくリスクを取らずに、米国株の恩恵を得たいと思いますよね。
次は、「米国株の短所」を如何にカバーするかについて解説します。
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【つみたてNISA】で米国株ファンドを始めよう
米国株の短所を如何にカバーするか。
そこで登場するのが「つみたてNISA」です。
つみたてNISAの主なメリットは2つ。
①運用利益は非課税
②投資収益率は2~8%に収斂
つみたてNISAの運用利益は非課税
通常、投資の運用益には約20%の税金がかかりますが、つみたてNISAの場合20年間非課税です。
そのため、米国株のデメリットであった「課税リスク」を抑えることができます。
つみたてNISAで運用することによって、米国株のリターンの恩恵を余すことなく受けることができます。

20%の税金負担は結構重たいですよね。
つみたてNISAは投資収益率が2~8%に収斂
また、2つ目のメリットは、画期的な内容になっています。
金融庁のHPに掲載されている、下の図をご覧ください。

20年間、毎月同額を購入し続けた場合、
収益が2~8%の範囲に収まることが分かります。

20年間つみたてをして、元本割れする可能性はほとんど0なんだね!
つまり、ハイリスク・ハイリターンな米国株ファンドを買っても、長期間運用をすれば一定の収益が得られる可能性が高いのです。

だから、つみたてNISAで米国株がおすすめなんだね!
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まとめ:米国株&米国株ファンドって本当にいいの?
今回は、最近よく聞く「米国株&米国株ファンド」がなぜ良いのか?について解説しました。
資産運用を既に始めている人にも、これから始める人にとっても、理解の一助になれば幸いです。
【まとめ】
①米国株は、日本株に比べ大きなリターンを期待できる。
②米国株のデメリットは、つみたてNISAの制度を使うことで、カバーできる。